各地で春の甲子園センバツ出場をかけ、
高校野球秋季大会が行われている。
大阪大会では4回戦が行われ、
大阪桐蔭 VS 大阪偕星学園の
甲子園出場行動同士の好カードが
舞洲ベースボールスタジアムで行わた。
大阪偕星が1点を追う最終回、
2死三塁の同点の場面で奇襲を掛けた!
が、
残念ながら失敗に終わってしまい、
センバツ甲子園の出場の夢が途絶えた。
その奇襲とは一体どんな奇襲だったのか?
大阪偕星学園の2015年夏大会は、
強豪校の大阪桐蔭、大体大浪商を
僅差で撃破し甲子園初出場を果たした。
しかし、今年の秋大会は大阪桐蔭に
僅差で敗れてしまった。
選手がびびらずに平常心でいれば。。。
試合の展開も変わっていたのでは・・・
その奇襲とは、
【ホームスチール】
であった。
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ホームスチールのサインを出した状況は、
1-3で2点を追いかける大阪偕星学園が9回に2死二塁から右中間適時三塁打で1点差に詰め寄り、なおも2死三塁。一打同点の場面だったが、打者はタイミングが合わずに2ストライクと追い込まれた。
ここで山本監督が出したサインは、
【ホームスチール】 であった。
山本監督曰く、
・三塁手がベースから離れていた
・ランナーはリードがしっかり取れる
・投手はクイック投球する状況でない
・右投手でランナーが走るのが目に入る
・慌ててコントロールミスが狙える
・ストライクなら強打する
・そういった練習も積み重ねた
成功する自信はあったはず。
だが。。。
大阪桐蔭バッテリーは動揺することなく、
内角低めのボール球投げ込み、
滑り込んできた三塁走者はタッチアウト。
ゲームセットとなった。
山本監督は、
「ちょっと三塁走者がびびっちゃってスタートが遅れた。そこまでつきつめてやれなかった私の責任」
「選手はよく頑張った。きょうは監督の責任です。勝てていた試合でした」
と悔しさを隠せなかった。
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一方の勝利した大阪桐蔭は、
筋金入り大物1年の根尾昂(あきら)が、
代打で本塁打を放ち、勝利打点を叩いた。
この根尾昂の、中学時代は、
野球とスキーの二足のわらじを履き、
野球では投手として最速146キロを記録。
スキーでは、男子回転で日本一にもなり、
国際試合に出場していた。
そして、勉学の成績も優秀で、
通知簿は常にオール5で、
中学時代は生徒会長であった。
夏に行われた早実との練習試合では、
サヨナラ2ランを放って周囲を驚かせ、
これからは、底知れぬ潜在能力で
活躍するだろう。
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